脳神経外科医が見た死後の世界
先日、親戚から大変興味深いお話を聞いたので、ご紹介します。
「死後の世界」についての話です。
お話の主人公は、米国の脳神経外科医、エベン・アレグザンダー博士。
彼は第一線の脳神経外科医として長らくバーバードの大学で治療、研究を行ってきました。
博士は研究者のらしく常々、「科学で説明できないことなどない。」という信念を持っており、
そんな博士ですからもちろん「死後の世界」についても、
「あんなものは所詮、脳が見せている幻覚にすぎない」という意見を持っていました。
ところがそんな博士があるとき、自身が脳の病気にかかってしまい、昏睡状態に陥ってしまいます。
数日間生死の境をさまよい、なんとか命を繋ぎ止めたとしても植物状態だろう。。
という非常に絶望的な状況でしたが、その後奇跡的に一命をとりとめ、意識を取り戻すことができました。
そして目覚めた博士はこう言います。
「死後の世界、、見ちゃったかも、、」
博士によると、昏睡状態にあったとき、
博士は綺麗な草原をふわふわと浮かびながら漂っていました。
すると、背中に美しい蝶の羽を生やした中年の女性がどこからか現れ、
しばらく一緒に飛び回った後、「あなたはまだこちらに来てはいけないよ。」とほほえみながら言ったのだそう。
それを聞いて博士は引き返し、ふと気がつくと自分は病室にいました。
目覚めた博士は、まさに死後の世界のイメージにそっくりな光景を自分が見てしまったことに衝撃を受け、急いで自分が昏睡状態にあった間の脳波を調べました。
すると、驚くことにどう見ても脳は完全に活動を停止していたんだそうです。
これには博士も自身が見たものを説明する術を失い、もしかすると本当に自分が見たのは死後の世界なのかもしれない、、
と考えはじめました。
ただ一つ博士にはまだしっくりこないことがありました。
多くの方が語る死後の世界では、博士が体験したのと同じように、誰かが「まだこっちに来るな」という旨の言葉をかけられて戻ってきます。
ただ、みんな口を揃えて「病気で亡くなった母が〜」とか「昨年亡くなった祖父が〜」とか、肉親から声をかけられたと説明するのです。
ところが博士の世界に登場したのは見覚えのない女性。当然母とも妻とも違います。
あの女性は誰だったのか??
博士は次第にその女性のことが頭から離れなくなりました。
そんなあるとき、博士の両親から手紙が届きます。
博士の両親は実の両親ではなく、幼いころに今の両親の元に養子として迎えられました。
手紙には一枚の写真が同封されており、
「あなたの実の両親から写真をいただいたので送ります。」 とありました。
写真は、一人の女性のポートレイト。
その写真を見て博士は言葉を失います。
写真に写っていたのは、「まだこちらに来てはいけない」と言ったあの女性だったのです。
手紙によると、この写真の人物は既に他界してしまった博士の実の妹で、実の両親が長らく博士には見せずにもっていた写真、ということでした。
博士とその妹は直接は会ったことがなく、この写真を見るものその時が初めて、ましてや自分に妹がいたことすら博士はその時に初めて知ったのです。
それまで存在すら知らなかった実の妹がどうして自分の夢の中に現れることができたのか。科学では説明のしようがないこの体験以来、博士は「死後の世界」の存在を確信するようになりました。
とっても不思議で、かつ肉親同士の何か特別なつながりを感じさせる話です。もしかしたら本当に「死後の世界」は存在するのかもしれませんね。
僕はこの話を聞いて、
「へぇ〜!
とってもヤれそうな話だなぁ!」
としみじみと思いました。
ねぇ、皆さんもそう思いませんか。